エロ率分析 (α)

〜分析結果サンプル〜


 Hong-Kong!!!

 落花狼藉華と散る!

 天より落下堕落もすなるは天空街都!

 今や十二国志の第十三国! 物理墜落津波の元か!

 Hong-Kong!!!




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 ――なるほどなあ。と。

 師匠から聞いた話を総合しつつ、でろりと舌を垂らして痙攣、失神している師匠の口に薬を放り込む。


「……ケイから言われるまでは、心の中にしまっておくべきだよなあ……」


 ペットボトルから水を口に含んで口移し。

 飲み下したのを確認し、よし、と頷く。

 師匠がケイほどこわい女でなければ、これで避妊は成ったはず。


「……お父さん、とか、ちっと、まだ、考えにくいよなあ……」


 いつかはなるものだと思う――師匠が離してくれないだろうと思う。

 ……っつーか、師匠だってそうじゃねえの。

 産みたい先行じゃねえの。


「どーなんだ、オイ」


 ぴしゃり、と、上に乗ったままの尻を張る。


「はぉ……❤」


 ぴくぴくと師匠は痙攣するだけだ。

 そろそろ大休憩を挟んでやらねばならないだろう。

 まあ、あれだけやれば、当然と言えば当然か――




/




 やってみせろよ――そうは言ったものの、師匠の腰振りは強力なのだ。

 師匠は、くふ、と含み笑いをして、慎重に、尻を俺の方に向けた。


「くっ……おっ……❤」


 師匠の顔が見えないが、声は勿論聞こえる――尻の穴が収縮しているのも見える。

 既にイキ我慢などするだけ無駄ってくらいに出来上がっている。

 精液を呑みこみ膨らんだ子宮の感触が、亀頭先端にある。

 巨大な尻餅が俺の方を向く。

 右側が真っ赤で、左側にも掴んだ手指の跡がある。

 ……つい、力を入れすぎる。

 右はともかく、左は意図していない赤だ。

 尻を撫でつつ、言ってやる。


「大丈夫か? 動けるか? 動いてやろうか?」

「ばっ……馬鹿にするで、ないわっ……❤ じゃ、じゃが、少し待てっ……本当に、待つのじゃぞっ……❤」


 はぁ、ふぅ、と、師匠は息を切らしている。

 あまり回転運動はしない――なれない刺激に軽くイっているのは分かる。

 溜息を吐いて、左の尻をぴしゃりと叩く。


「ひんっ❤」

「おい。搾り取ってくれるんだろ。さっさと動けよ」

「わ、分かっておるわっ……❤」


 まとめられたままの両腕も使って、師匠は尻を持ち上げる。

 新たに湧き出した愛液を溢れさせながら、ゆっくりと師匠は腰を持ち上げる。


「うぁっ、は、ぁああ……❤」


 ゆっくりでなければ持ち上げられないのだろう。

 よくよく肉のついた太ももが、ぷるぷると柔らかく震えている。

 膝裏が見えるところまで――カリが抜けかけるところまで行ったところで、師匠は一度腰を止めた。


「す、すまぬ、が……❤」

「……なんだ?」

「みっ、……耳を、塞いで、貰えるかの……?」


 尻を重たげに持ち上げたまま、師匠は言った。

 声音は懇願に近い。泣きそうに震えた声だった。

 だから、こう答える。


「話を聞く、っつってんだろうが。駄目だ」


 師匠は息を飲む。

 は、はは、と、師匠は笑った。


「わ、わかった、すま、ぬ……❤ そ、それと言うのもなっ……これ、からっ❤ わし、子宮、負けるから、でなぁっ……❤❤❤ ひっ、ひどいこえ、出すと、思うぅう……❤❤❤」

「おう。負けろ。堕ちろ。受け取ってやる。……大切に扱ってやんよ」


 はひ、と、師匠は、気の抜けた笑いのような息を、漏らした。

 膝から力が抜ける――尻が落ちる。

 背中側の肉をごりごりと削りながらを突き抜ける。

 ばぢゅ、と音を立てて、尻肉が落着し、波打った。


「んっイ゛っ❤❤❤」


 普段の声からは想像できない程の汚い声音が聞こえてくる。

 師匠の背に力が入る。

 やわらかな尻たぶにえくぼが浮かぶほどだ。

 ぎちぎちと締め付けてくる。

 すっかり柔らかくなって具合が良くなっただ――処女のように締め付けてきても、喰いつき方が違う。

 搾り取るように、貪欲に。

 自ら壁をこすりつけて、自身をガリゴリ削られると同時に、俺の方にも刺激を与えてくる。

 精子を出させるための器官だ。くぉ、と声が漏れかけるのを、唇を噛んで我慢する。

 子宮が吸い付いてくる――が、師匠はそれを引きはがし、また尻を持ち上げた。


「っあぁあ゛……❤ ン゛っあ❤❤❤」


 また、どちゅん、と落とす。

 滅茶苦茶に締まるだったが、今度は止まらなかった。


「ンッんんんっ❤ っあっ❤ お゛ぅっ、ッきぁ❤ くぁあっ❤ あっ、はぁあっ❤❤❤ あ゛ぁっ❤❤❤」


 尻だけを、上下させる。

 それは多分、満身創痍の時の動きとか。

 身体がどんな状況であろうと正確に動く――そういう、武技の応用だったのかもしれない。

 カッ、と、思わず笑ってしまった。

 なんて無様な。

 セックスにそんなもんを持ちだすってか。


「きっ、ぎもち、いい、かあっ? わひっ、きもち、いいかっ?」

「おうっ……」

「へっ、えへっ、へひっ❤❤❤ ふぁっ、はひっ❤❤❤」


 師匠がえへえへと笑ったまま、腰を動かす。

 摩擦は強い。ちんぽを、無理やりに下を向かされているような腰の角度だ。

 師匠の声も脳に悪い。完全に蕩けた声だ。脳が溶かされるようだ。

 視覚的にも暴力的だ――暴力的なまでの尻が、必死に上下に振られている。

 ぶぼっ、ぶぱっ、と、愛液精液がかき出され飛ぶ。

 裏筋側すらもぴったりとひだが張り付いてきて擦られている。

 だが、と気合を入れて罵倒する。


「動きが単調ンなってんぞ真面目にやれやッ!」

「ぴぃいいいいいいっ❤❤❤」


 尻を叩くと、師匠が腰を沈めたまま止まった。

 甲高い悲鳴と共に、動けなくなるほどの絶頂に見舞われている――ぃいいい、と、嗚咽のように長くか細く悲鳴を上げて、胎を抑えている。

 深い絶頂のために、無論のこと、腰は止まっている。

 故に、懲罰を与える――尻叩きの連打だ。


「なに休んでんだ、さっさと動けッ! 搾り取ってくれんだろっ、子宮自殺してぇんだろうがッ! こんなもんじゃ射精できねぇぞッ!!!」

「ひゃめ❤ ひゃめてぇ❤ ごめんなしゃい❤ ごめんなしゃいっ❤ なまいきごめんなひゃいっ❤❤❤ おひりたたかにゃいでぇっ❤ だめ❤ だめでっ❤❤❤ びりびりするっ❤❤❤ おしりはれぅう❤❤❤」

「知るかッ!」


 ひときわ高く――片側だけを無様に朱く。

 俺の脚の間で完全にブッ潰れた師匠は、ひっくひっくと嗚咽を漏らしていた。

 ……ちょっとだいぶちんぽの角度が辛いので、身を起こす。


「ごめ……ごめんなひゃい……」

「なにがごめんなさいなんだ、師匠」


 腫れ上がった尻を撫でつつ、少し語勢を緩めて聞いてやる。

 めそめそしながら、師匠は言う。


「し、しぼりとれなく、てぇっ……❤ ごめんなひゃい、おぬしの、ことっ❤ きもちよく、してあげたかったの、じゃがっ❤ む、むり、じゃったぁ❤」

「それは、なんでだ?」

「わ、わしがっ……も、もう、負けてるからぁっ……❤❤❤ が、がんばったけど❤ でしちんぽに、もう負けてた、からぁっ❤❤❤」

「ああ、そうだな。よく頑張ったな、師匠」


 尻を撫でながら、褒めてやる。

 こちらに顔を向けた師匠の口元が、えへ、と笑っている。


「でもまだだぞ。ほら。もう少し頑張れ。もうちょっと頑張ったら、射精してやるから」

「ひ……❤ で、でも、わし、も、むりっ……❤ つか、って❤❤❤ わしの、つかって❤❤❤」


 ね、と、師匠が、ガクガクと震える腰をわずかに持ち上げ、縛られた両手で、陰唇を開いてくる。

 既にぐっぽりとハメているので、入り口がわずかにめくれただけだ。


「しかたねえなあ……少しだけ、手伝ってやるよ」

「ぁ……❤」


 師匠の細い腰を掴む。

 尻の角度を整えてやる――まだ身には力が入っていなかったが、それでも背が伸びる。

 ちんぽが支柱になっているような状態だ。


「んッ……ひ❤ お、くっ❤ ごり、って❤」

「ほら、師匠、腰上げろ」


 くびれを掴んで、ぬ、と腰を引き抜いていく――師匠の膝も、少しは力が入っている。

 ほとんど俺が持ち上げたようなものだ。


「大丈夫か? 一人でズボズボできるか? おい。サルみたいに尻真っ赤にして痛いか? 無理か?」

「がっ、……がんば、るっ……❤」

「そうか」


 頑張るそうなので、手を離す――師匠はそのまま腰をすとんと落とした。


「ぁ」


 視界を封じられたままの師匠が、それでも、半ば反射的に、なのだろうが、下を向いた。


「……ぁ……❤」


 師匠の首がこちらを向く。

 おや。と思う――目隠しのタオルがズレていた。

 タオルの下からは、涙と汗で蒸れて蕩けた目じりが、潤んだ瞳が見えていた。

 あ、と、え、の中間のような口の形で、師匠は細く息を吐く。

 数瞬置いて、ぶるッ、と尻が、背が震えて、ぅ、と、師匠が歯を食いしばった。


「う゛ぅうううう、ぃいいいいいいいいいい……❤❤❤」


 また腹を丸めそうだったので――ちんぽがキツい角度になりそうだったので、そうなる前にくびれをまた掴んで、持ち上げる。


「ぁ、あぁ……やだ……まって……たのむ……たのむぅ……やっ、やさしく……ゆっくり……」


 師匠が首を振りながら、ぶつぶつと言う。

 無視して落とすと、また支柱を通したように背が伸びた。


「っあァあああああああ❤❤❤」


 師匠が身をうねらせる。

 腰を掴んでいるので、上半身だけだ――下半身は完全に降伏したように痙攣している。


「ふッ」

「っ――あ゛っ、ひィっ❤ はァぁあ゛ああっあ❤❤❤」


 落とすだけでなく、下から突き上げる。

 後背位でガンガン突くのに近い――違いは、子宮が体重も使って串刺しにされるってあたりか。

 全身――そして子宮を揺らされ、師匠は鳴き、叫ぶ。


「ァあ゛あああああああっア゛アアああ❤❤❤ うぁああ゛あああ゛あああ゛ああ❤❤❤ あああああ゛ああ゛ああああ❤❤❤」


 髪を振り乱し、汗の雫を飛ばしながら、師匠は必死で腰を浮かそうとしている。

 なんとか腕をついて、逃げようとしている。

 それを捕まえて、引き寄せて、突きあげる。


「う゛っァ❤ あああぁああああ❤❤❤ っは、っか、ひ❤❤❤ ィ゛❤❤❤」


 師匠はのけ反ったまま、ほとんど腰の位置を固定され、子宮を串刺しにされ続けている。

 天井をむいた顔がどんな表情を浮かべているのか――想像ができない分だけ、むしろ滾った。


「ッ、ケツ落とせっ、押し付けろッ、差し出せっ! ……射精るッ、」


 そう言うと、師匠の脚から力が抜けた。

 もはや子宮は俺のものだった。

 打ち上げる。

 重力に負けることなく。俺の精液は師匠の内を突き破るかのように噴出する。


「ぁ❤ ひぁあ❤ あぁああああ❤❤❤ あぁあぁあああああ❤❤❤」


 師匠がのけ反る――内は今夜一番とも思えるような搾りと吸い付き。

 重力に従って零れ落ちようとする精液を啜りあげるような動きをする。

 くぉ、と、息が漏れた。

 本当に、搾り取られている……!


「どんッ……だけっ、妊娠してえんだよ、クソババァッ……!」


 罵倒は間違いなく届いていない。

 全身をたまに跳ねさせているが、内は別の生物でも寄生しているかのような蠢き方だが、意識はぶっ飛んでいるだろう。

 堪えていた口が、とうとう決壊する。

 容積以上をぶち込んでいるのだ、当然である――散々に突き解して柔らかくした内だって限界がある。

 ぐぎ、ぬぢ、と腰を揺らして最後の一滴まで打ち上げ、フ、と一息。

 身を起こし、後ろから抱きしめる。

 背面座位だ。

 足を伸ばしたままの師匠の尻がちんぽの根元で潰れる。

 目隠しのタオルを外してやると、汗を吸って少し重みがあった。

 すげえ汗かかせたな、と思いつつ、それのにおいをかいでみる。

 わりと――いや、かなり、好きなにおいだ。


「っべーな……」


 だいたいなんでも好きなんじゃねえか。とか言われたら、否定できない。

 俺も頭がおかしくなっているのかもしれない。

 汗でしっとりと濡れた銀の長髪に鼻先を突っ込み、す、とにおいをかぐ。

 髪を鼻先でかき分けて、うなじに舌を這わせる。

 ……流石に髪の感覚は舌には不快か。まだ大丈夫。よし。なんで髪の毛が口に入ったら不快なんだろうな。


「ぅ……ぁ……?」


 師匠が、声を出す。

 長耳が、ぴこっ、と上下に動いた。


「ん……?」


 首が俺の方を向く――ぽうっとした顔が、こちらを向いた。


「ん……❤」


 師匠が目をつぶり、唇を半開きにする――無論のこと、求めには応じる。

 軽く口付けし、顎に腕を回して、深く。

 舌を差し込み、ちゅるり、と舌を舐めとる。


「んっ……は……❤」


 ちゅぷ、ちゅ、と、音。

 熱のこもった吐息が送られてくる。

 目をつぶった師匠は、胸元で手を祈るように組んでいた。

 その手に、手を重ねる。

 師匠は祈る手の間に、俺の手を挟んできた。


「んんっ……ふぁ、あぁっ……❤」


 師匠が腰をうごめかす。

 すぐぶっ飛ぶくせに、すぐ元気になって調子に乗るのが師匠だ。

 唇を離す。

 唾液が銀色の糸を引く。

 師匠は目をつぶったまま、こくり、と、なにかを――おそらくは俺の唾液を、呑みこんだ。

 あは、と、師匠は、後頭部を、背を、尻を押し付けてくる。

 黙ってカッコをつけてるときの顔とは大違いの表情だ。


「……師匠。その顔、俺以外に見せんなよ」

「……ん……これも、おぬしの……もの……❤」

「ぬ」


 ……予想以上にかわいい返しをされて、思わず赤面する。

 思わず顔を反らす。

 今回初めて、やられた、って感じがする。


「……そういうとこだぞ。見せるなよ」

「うむ、うむ……おぬしにしか見せんわ、こんな顔は……❤」


 笑われている感じがする。

 ええい、と視線を戻すと、幾分かはっきりとした視線を、俺に向けてきていた。


「……だん、……いや、我が弟子よ……❤」

「……はい、師匠」


 ちんぽをズッポリハメたままではあるが、拝聴する。

 師匠は俺の手を握りながら、手を下ろした。

 ……俺は、三つの質問をした。

 うち一つ――アランを止めなかった理由は、既に語られた。

 戦わせるに都合が良かったから、だ。

 そして残る二つ。

 『ひとつ。なぜ、ケイとマウスの関係を言わなかったのか』

 『ふたつ。なぜ、マウスを殺すことを俺に言わなかったのか』

 この二つの質問はほぼ同じだ。

 つまるところ、なぜ俺を部外者と置いたのか、ってことなのだ。

 嘘はなるべく言わないようにしているつもりだが、嘘を言えないわけでは、ない。

 演技をしろと言われればそうしたし、黙って大人しくしてろと言われれば、……そうしたはずだ。

 自分で言うのもなんだが、認めるのも癪だが、……そうされて俺は傷ついたらしい。


「……そう、弟子だぞ俺ァ。便利使いしろよ、なんでこれに限って爪はじきにしやがった。ヒトをぶっ殺す毒薬の材料集めさせておいて、今更悪事に関わらせたくなかったとか通らねえからな」


 印璽のことを考慮に入れれば、実行するのは師匠だけになるってのは分からんでもないが。

 『まだ話せんが、ちょっと悪い事してくるからの』くらい言ってくれりゃあよかったのだ。


「……そういうところ、じゃよ」


 あァ? と、声が出る。

 師匠は、俺の手を握りながら、言う。


「そう……わしは、今更ながら、そう思った。……おぬしの甘さを、大事にしたいと思う。今だって、わしを、屈服させようとしておるくせに、甘さが出すぎじゃ。大馬鹿者め。これでは、心の方が先に堕ちるではないか……❤」

「……いや。その……甘さとか、」

「よい。それが良いのだ、と言うておる。……だからこそ、ねずみが……おケイが来たとき、遠ざけた」


 は、と、師匠は息を吐く。


「……今更でも、おぬしを、悪事に巻き込みとうなかった。おぬしは、人を殺さぬ方がよいと思った。だから、おぬしには、なにも話さなかった――終わった後で、こうなったと、言えば良いと思った。そういう用だと、おケイの顔を見て、思った」

「子供じゃ、ねえんだぞ」

「子供よ。わしから見れば、の」

「エルフがトシ言うのは卑怯くせえだろ……」


 カカカ、と、師匠は笑った。

 そして、ん、と、身をよじる。

 ……足を抱えて、ぐい、と回してやり、対面座位になる。

 んふぅっ、と、師匠は吐息する。

 胎をぴくぴくと痙攣させながら、師匠は言った。


「いや……身体だけは、もう大人じゃが……大人どころでは、ないが……」

「どこを指して言ってんだクソババァ様」

「……わしの口から言わせたいか? ……旦那様……❤」


 師匠が、真っ赤な顔の上目遣いで言ってくる。

 クソが――開き直りやがって。


「……口は俺のモノになったか?」

「……いや、まだ。まだよな……あの程度の口づけでは、とてもとても……❤」

「そうか」


 師匠の背に手を回し、口づけする。


「ン」


 口をふさぎながら、尻に手をやる。

 真っ赤になった尻を撫でる。

 産毛――は、ないが。ともあれ、産毛を撫でるつもりの愛撫だ。


「んふっ……ん……❤」


 師匠が肩を跳ねさせる。

 尻穴のふちを少しなぞったためか。

 尻穴をゆっくり撫でてやると、師匠の手足が俺の背に回る。

 師匠が、唇を離した。

 そして、がっしりと抱き付いてくる。


「……すまぬが、唇はまた後で……しっかりと抱いて、わしの顔は、見ないようにしておくれ……❤」


 でなければ、と、師匠は足をロック。縛られたままの腕で、首を何とか抱きしめてくる。


「なんでだ? 今更ブヒブヒ鳴こうがアヘアヘ喚こうが気にしねえよ」

「わしは気にするんじゃよぅ……❤ あんまりにも、無様な顔をしておろう……❤」

「俺は気にしねえって。俺のモノだからいいだろ」

「よくはっ、に゛ゃっ❤」


 師匠が、太い声を出した。

 緩んだ尻穴に、指を入れたからだ。


「うっ……お、おぬしっ……」

「まあ、いい。そろそろ薬飲んでもらわねえといけねえしな」


 中指と薬指を尻穴に。背中に沿えた手はぎっちりと師匠を抱きすくめて、尻穴側の余った三指と合わせて、師匠を持ち上げる。


「おひッ❤」


 ベッドのスプリングを使って突き上げると、師匠が耳元で鳴いた。

 ピストンはほとんどしていないが、師匠はたまらないとでも言いたげに呻く。

 子宮口を鈴口で擦る。

 降りようとする子宮が、自ら亀頭をこすり、絶頂を繰り返している。


「う、ぁー……っ❤ はァああああ❤❤❤ こ、子種汁❤ ちゃぽ、ちゃぽぉお……❤❤❤」


 耳元でうるさい。

 いや、うるさくさせているのは俺なので、文句も言えないが。

 ついでなので耳も噛むと、締め付けがより強くなった。


「はぅぁあああああっ❤」


 で、と、師匠に問う。


「結局、俺を蚊帳の外に置いたのは、俺を蚊帳の外に置きたかったから。ああ、それは納得したよ。先に話したら俺が首を突っ込むかもしれねえしな」

「ん゛っ、そ、そうじゃぁっ❤ だから、ァ❤ おこらなっ、いでっ❤ 弟子ちんぽっ、びきびき、やぁあ❤❤❤」

「いや、怒る。それはそれで怒るわこのダメ師匠が。俺はアンタの弟子だぞ」


 ごめん、ごめんなさい、と、師匠は繰り返す。

 お詫びとばかりに、腰をくねらせ内で俺に奉仕してきている。

 ぐ、と抱き、言う。


「師匠は俺のモノになったらしいが、俺ァ最初から師匠のモノだ。後でいいや、とか、そりゃ怒る」

「っ…………!」


 師匠が息を飲む。

 手首を縛られて抱き付けないのがもどかしそうだった。


「そ、そうじゃ、な❤ おぬしも、わしのモノ❤ じゃな❤」

「ああ。師匠は、俺だけの師匠だが、俺だって、師匠だけの弟子だ」

「交換、しておるようではないかぁ……❤」

「そうだな」


 笑って、ぐ、と師匠の身を支える手に力を込める。


「んんん❤ っ、ふぅっ❤」


 腰を回せば、ぐっぢ、ぬぢ、と重い水音。

 師匠は俺の肩に汗と涙と唾液を零す。


「で、結局と言うか――ケイはなんで、俺にマウスだってこと秘密にしてたんだ? いや、同じような理由なのかもしれんが……」

「そっ、それはっ……❤ わ、わしが、なさけない、からっ❤」

「……はん?」

「おぬし、が❤ つよしゅぎるからっ、おケイも、仲間にいれっ、て❤」


 ええと、と、一瞬考える。話が繋がっていない。

 師匠はクソ雑魚である。だからケイを仲間に引き入れる。

 ……ケイ=マウス、を秘密にしていたのは、ケイを仲間に引き入れるため、か。

 うん、と頷く。


「……アホかクソババァああああああ!!!」

「んぉっ❤❤❤ ひ❤❤❤」


 尻穴を引き伸ばすように尻を持ち上げ、ぬぢ、と突き挿れる。

 スプリングも使って尻を下から打ち上げ、リズミカルに子宮を突き崩す。


「俺ぁ! アンタの、モノっつったろうが! やめてほしいなら言えよ我慢するからよぉ!!! なるべくだがぁ!!!」

「や、らぁっ❤❤❤ わし、もっ、おぬしを、まんぞく、させたいぃ❤❤❤」

「ンだったらっ、どうしてケイを引き込みやがんだよ!!! この色ボケ!!! 自分の満足のためにッ、ケイ使うんじゃねえよ!!!」


 んーッ、と、師匠が俺の肩口を噛んできた。

 クソが、クソがと思う――もっと素直にさせてやる。


「はっ、あっ、ぁあああ❤❤❤ あぁあああああ❤❤❤」


 尻に両手をやって、更に早く強く突く。

 師匠の身体が傾いでいく。

 腕を縛っていなければ、そのままベッドに倒れてしまっていただろう。

 首裏で、師匠の腕が引っ掛かって、のけ反る程度で止まっていた。

 白痴じみた表情で――理性の欠片もない顔で、師匠は獣じみた声を出す。

 やはり、ちんぽに効く。

 尻に指を食いこませながら、奥に押し付け――師匠も力の入らない脚をがっちりと俺の腰に絡め、射精する。


「ッ…………❤❤❤ ァ…………❤❤❤」


 のけ反り師匠は舌を突き出した。

 へ、ァ、と、声が出る。

 満杯以上に精液を注ぎ込まれ、胎がやや膨らむ――内も、愛液より精液の方が多い有様だ。


「かっ……っは、ひ……❤❤❤」


 自分の呼吸も獣じみていることに気づく。

 いまだ震えて絶頂したままの師匠を寝かせて、そのまま動く。


「お゛ッ、イ゛❤❤❤ イ゛ってぅ❤❤❤ ばがっ、ァ❤❤❤ やしゅま゛せ❤❤❤ ま゛って❤❤❤」

「うるせえッ、全部怒ってやるッ、全部叱ってやるッ……だから、全部白状しやがれ、師匠ッ……!!!」


 言いつつも手加減はしない。

 痙攣するイキまんこを穿り返しながら、師匠を尋問した。




/




 ……そんなこんなで、気づけばとっぷり日が暮れていた。

 およそ全部白状させたとは思う――数度の失神を挟んだために、案外時間がかかってしまった。

 残りは15時間ってところか。


「……しかし、ケイがなあ……」


 はー、とため息を一つ。

 師匠は今、放り投げられた操り人形のような姿勢でベッドに転がっている。

 股間から精液をあふれさせ、腰を時折跳ねさせている。

 ……ベッドの浄化機能が追い付かず、精液だまりが股間に広がっていた。

 薄いお腹もぽっこり膨らんでいて、どれだけ出したんだ俺。ってなるが、それはともかく。

 先ほどまでは白目をむいていたが、目を一度閉じてやっている。

 呼吸もだいぶ落ち付いて、睡眠に入っているものと思われた。

 まあ顔に精液はかかってるし汗や涙の跡がてらてらと光っているし――で、大変股間に悪いのだが、そろそろ師匠がマジで死にそうだ。自重。

 ……俺も腹が減った。

 サンドイッチくらいは作っておくか、と思いながら、師匠の腕の縄を解いて、毛布を掛けてやる。


「あとで風呂にも入れてやらにゃあならんなぁ……」


 呟きつつ、寝息を立てる口にちんぽを突っ込む。


「んも……❤」


 もごもごと、半萎えのちんぽに、舌の感触が心地よい。

 起こさないようにはしつつ、様々な汁で汚れたちんぽを舐めとらせて、引き抜く。

 冷蔵庫に何あるかな――そもそも俺二週間近くこの家にいなかったわけだし、食材大丈夫かな――と。思いながら、部屋を出る。

 最後に振り返って見れば、師匠が口の中の液体を、こくん、と呑みこむのが見えた。

 無意識なのだろうが、それでもまあ、ちんぽに来る。


「……いや、いや。メシだメシ……」


 頭を振って性欲を軽く追い出しながら、俺は一度居間の方へ向かった。