エロ率分析 (α)

〜分析結果サンプル〜





 「じゃあ、出なくなるまでください……ね♡」

 「え゛?」


 晴彦さんが引き気味なんだけど、どうしてかな。


 あ、わかった。そんなに長いことフェラチオしてたら、身体が冷えちゃうよね。

 それに足許の洗面器とかお湯を溜めてたくずかごなんかも蹴っちゃったら大変。ササッと片付けて、晴彦さんが寒くないようにタオルケットを肩にかけて、脚の間に戻ってくる。


 えへへ、定位置。


 じゃあ、いただきます。

 ボクは髪をかき上げて、パクっと食べる。


「あ……んむ。」

「……っ!!」


 ふふ、晴彦さんも感動してるのかな、自分からおちんちんを咥えに来るっていうのは、お金が絡んでないえっちだと初めてだもんね。だって、自分が気持ち良くなるわけじゃないのに、しかも飲みづらくて苦い精子を飲まされるかもしれないから、前の彼女さんも言わないとしてくれなかったもんね。


 でも、ボクは欲しくなる。どう考えても不味い要素しかないのに、一滴も粗末にしたくない。


 美味しくないけど、美味しい。

 晴彦さんがゴックン派で本当に良かった。


 そだ。


 晴彦さんの左手は、ボクの頭が定位置だよね。

 好きな時に押し込んで良いんだよ♡


「ん、、、ふ。れろ。」


 正直、フェラチオって奥が深い。


 咥えるだけがすべてじゃない。先っぽとか竿とかにキスしたり、舐めたり。舐めるときも、裏筋鈴口に近いところとか、カリ首をぐるっと舐め回すとか、色々。


 竿だって、上側より横、横より裏側の方が気持ちいいみたい。

 だって、晴彦さんが気持ちよさそう。


「はあ……はあ……。」

「んふふ。――ん、んうう。」


 視線はおちんちんに向きがちだけど、できるだけ晴彦さんを見るようにする。

 切なそうな顔が、可愛い♡


 晴彦さんみたいに、おっきなちんちんだとボクの顔より長いんだけど、舐めたりキスしたりすると、疎かになっちゃう部分が出てくる。


 例えば竿に横から吸い付くと、先っぽとたまたまが寂しいでしょ?

 だから、そういう時は両手を使って、いい子いい子する。


 先っぽはヌルヌルしたお汁が出てるから、それを手のひらとか、親指とかでぐりぐり広げたり、たまたまは大事なところだから、フニフニしたりムニムニしたり。

 そうそう、たまたまはね、袋を吸って伸ばしたり、パクってして舌で転がすと、切なそうな声を出すんだよ。


 晴彦さんも気持ち良いのが良いから、足も大きく開いて浅く腰かけてフェラチオさせてくれる。それで、時々思い出したみたいに頭をナデナデしてくれるのが、すっごく嬉しいんだ。


 先っぽも、咥えるときの首の向きで舌の当たるところが変わる。普通に咥えたら裏筋鈴口だけど、首を傾けたらカリ首をコチョコチョできるでしょ?


 先っぽって凄いよね。


 だって、どこを舐めても切なそうな声を出してくれるんだもん。

 あといっぱい先走りも溢れてくるし。

 頑張っちゃうよね。


 そうだ。一口に咥えるっていっても、少なくとも普通に咥えるのと、吸いながら咥えるのの2種類あるんだ。あと、深くまで咥えるのと浅く咥えるので感触が違うだろうし、頬っぺたの裏に擦り付けるのと、しゃぶるので動きも気持ち良さも変わるっぽい。なにせ全部、晴彦さんの反応を見ながら試してるし。


 吸い込んで口の中に隙間ができないようにして、しゃぶるのが一番気持ちいいみたい。すっごい疲れるけど。じゃあ鍛えて持久力をつければいいんだし。あと、音が出ちゃうのって、少し疲れてきて口とおちんちんの間にちょっとでも隙間が出来ちゃった時にしゃぶるからってわかった。


 カンペキにしゃぶってる時は、ボクだけにわかるくらい小さな音でグチュグチュえっちな音が聞こえるだけだし。 


「ん……ちゅぷ。」


 小休憩。手はもちろん稼働中だけど。


「あっ、、、はあ、はあ。……結菜ちゃ――結菜、どこで覚えてきたんだ?」


 晴彦さんがちゃん付けしようとしたから、めってしてみた。


「? 知らないんですか? ティーン向けのファッション誌とか、結構エッチな特集が組まれてたりするんですよ?」

「そ、そうなんだ。」

「でも、それだけじゃないです。ボクが、晴彦さんに気持ち良くなって欲しいから。だから、色んなことを試して、それでこっちの晴彦さんにどれが気持ちいいですかー? って聞いてるんです。そしたら、口の粘膜を密着させて、しゃぶるのが一番気持ちいいですよーって答えてくれるんです。」


 めっちゃ、恥ずかしい。


 でもボクはどんな顔してても、晴彦さんを見てたいから、晴彦さんに頬ずりしながら見上げてる。

 それに、晴彦さんにもいっぱい喘いで欲しい。晴彦も昔は恥ずかしかった、けど、結菜になって気づいたんだ。女の子だって男の人の喘ぎ声を聞きたい。


 ボクの身体で気持ち良くなってるって、言って欲しい。


「で、でも、晴彦さん。」

「な、なんだ?」


 えへへ、晴彦さんも焦ってる。


「本当は、さっきみたいに奥まで咥えた方が気持ちいいんですよね?」


 ピク――って反応したから、そうなんだろう。

 今まで、イラマチオなんてしたことなかったから、やってみたら気持ち良かったんでしょ?


 えへへ。


 そうなるとボクとしてもディープスロートを覚えるのが次のステップ。

 普通はディルドとかで慣らすのかな? ん? 普通ってなんだ?

 まあ、ボクとしては目の前に目標のおちんちんさんが最初からあるんだから、これを使わない手はないでしょ?


 晴彦さんも気持ち良くなって嬉しい、ボクも練習できるし美味しい精液を貰えて嬉しい。一石三鳥のWin-Winだね!


「い、いや。それは。」

「いいんですよ♡ ボクのお口は晴彦さん専用だから、晴彦さんが一番気持ち良くなるように使われるのが、ボクにとっても一番気持ちいいんです♡」


 なんだろ、ボクの中の晴彦さんゲージが青天井で天元突破しちゃってるから、久しぶりに会って三日なのに、すでに性奴隷の気分♡


 好きな人に使われるだけの人生って、それはそれで♡


「――! 結菜、自分で、何言ってるか、わかってる?」

「わかってますよ。晴彦さんは、ボクが10代だから躊躇してるでしょ? そんな必要ないですよって、誘ってるんです。でも、普通に誘惑したってボクはまだ、小娘だから――」


 あのAVの中のお姉さんみたいに艶やかじゃないから。


「――普通に言っても晴彦さんは興奮してくれないかなって思って。ちゅっ……。だから、むしろこうやってボクの方から襲う勢いじゃないと、晴彦さんも不安でしょ? 誘ってるフリして襲われておいて、そんな気じゃなかったって叫ばれたら、、、とか、そんなこと思ってるでしょ。」


 ボクはそんなことしないって言っても、結局は結果論に落ち着いちゃう。


「だから、ボクは晴彦さんが裏切ったって思わないように、こんなこと言ってるんだ。ボクは、晴彦さんになら、ムリヤリ襲われてもそういうプレイだったって、言うよ。」

「――!! そんな、そ、、、俺は、そんな。。。」


 なんだか晴彦さんは自分を貶す言葉でも探してそうだけど、おちんちんがこんなになってると説得力ないよ?


「晴彦さんの自己評価は、今はその辺に転がしておいてください。ボクが、晴彦さんを欲しいから、代わりにボクをあげるって言ってるんです。晴彦さんは、ボクじゃ不服なの?」


 あれ、なんだかボクも凄いこと言ってるぞ。さっきからほとんどプロポーズしちゃってる。でも、はないちもんめなら最初に晴彦さんを取りに行くよ。


「そ、んなことないk、」

「なら、ボクとしては釣り合ってるっていうか、むしろ、ボクの方が晴彦さんに釣り合ってるか不安なんです。」

「なんでそんな不安を。」

「だって、ボク、、、今、けっこうたっぷりフェラチオしてたって思うのに、晴彦さんは射精してくれないじゃないですかー!」

「え!?」


 グチュグチュ、ぐりぐり。


「ほら、こんなにおっきくなった晴彦さんが切ないよーって言ってるのに。。。言ってるのに、切ないけど物足りないよーって言ってるじゃないですか! ボクじゃ物足りないってことですよね? それってつまり、ボクじゃ晴彦さんに釣り合ってないってことじゃないですか?」

「い、いや、そんなことは無いって! ちゃんと気持ちいいよ。……でも、俺も36だし、二度目はちょっと時間がかかるんだ。直ぐには出ないよ。」

「そうなんですか?」


 それはおかしいですよ、晴彦さん。


 一人でしてる時は、もっと早く射精せるじゃん。しかも風俗に行っても1時間で2回以上射精すじゃん。それって、ボクより時々お世話になってるアユミさんの方がおっきな晴彦さんについては詳しいって事じゃん。


「本当に、それだけだって。」

「むぅー。」


 ウソつきだ。本当はボクがまだまだ技術的に足りてないところがあって、ピンポイントで気持ち良く出来ないから、生殺しみたいになってるんじゃないかな。


「晴彦さん。」

「なんだい。」


 そろそろお話も終わりにしないと、おっきな晴彦さんが萎れちゃう。


「ボクに、フェラチオを、、、教えて、ください♡」

「――え、はい。」


 やたっ!


「お客さん、どこが気持ちいいんですかー?」


 ボクはおっきな晴彦さんに、よしよしして話しかける。

 途端にビクビクって活きが良くなる。


「なんだよ、それ。」

「ほらほら、晴彦さん。ボクはどうしたらいいんですか? キスしたらいいですか? なでなでしたらいいんですか? それとも咥えたら、いいんですか?」

「じゃあ、咥え、」

「あ、そうだ晴彦さん。ボクには全部命令口調にしてくださいね?」

「なんで……?」


「……さっき、咥えろって言われて、これだ! って思っちゃったんです♡」


「え。」

「ボク、晴彦さん限定で、マゾっ気があるんだと思うんです♡」

「そうなの?」

「はい♡ 押しかけマゾです♡」


 何それ怖い。でも、ホントのことだし。


「じゃ、じゃあ結菜。咥えろ。」

「はぁいっ♡」


 良かった晴彦さんはノリノリだ。


「あ……む。ひょうれふはー?」

「しゃべる、な。舌使え。」


 うん。わかった。あと、晴彦さんの左手を頭に戻しておく。

 舌ってどう使ったらいいんだろう。普通に真っ直ぐ咥えたから、先っぽの裏筋か、鈴口、もしくはちょっとだけカリ首も舐められるけど。

 とりあえず、鈴口をコチョコチョして。


「もっと、深く咥えて……ろ。」

「ん……っ。」


 晴彦さんは、命令するのに慣れてない。むしろ慣れてる人の方が少ないんだけど、長いこと部下がいなかったし、最初の部下も女の子だったし。


 とりあえず深く咥えろってことは、裏筋とかその辺を舐めたらいいのかな。あと、深く咥えろってことは、ほっぺたの裏に擦り付けるより、しゃぶれってことだよね? さっきもそっちの方が気持ち良さそうだったし。


「そう、それ……いいっ。」

「ん、、、んむ。――ふ。」

「そう、吸いながら、亀頭が歯に当たらないように。」


 うん、うん。こう、かな。


 先っぽが歯に当たらないようにしながら、半分まで外に出して、一気に苦しくないところまで入れる。吸引力で引き込むみたいに、抽挿で口の中の肉壁を押し広げるような錯覚がするほど、ピッタリと口の中の空気を抜くいて隙間を無くしておく。


 その上で、舌を使って、できる限りペロペロする。コチョコチョする。


「んっ……んっ……んっ……んっ。」

「ああ、それ。それでいい。もっと早く。」

「んっ、んっ、んっ、んっ、んっ、んっ、んっ、んっ。」

「うっ、、、っく。――ああっ。」


 気持ちいいのかな♡


 なんかすっごい疲れるし、首の筋肉とかめっちゃ使うけど、身体を前後するのだとちょっと遅いし。

 もっとペロペロして。


「んゆ゛っ、ずちゅ、ぐちゅ、ん゛ん゛うっ。」


 疲れてきて、ちょっと隙間が出来ちゃってる。

 これじゃ晴彦さんを気持ちよく出来ない。

 どうしたらいいんだろ。ボクの体力の限界が近いのがいけないんだけど、晴彦さんに気持ち良くなって欲しい。


 隙間が出来て、空気が少し混ざるから厭らしい音が出ちゃう。

 なのに、晴彦さんは、気持ちいいよって言うみたいに頭を撫でて――あ! そっか。

 喉の奥まで挿入れたらいいんだ。さっきもすっごい密着して、しかも喉の奥の色んな出っ張りにあたって気持ちいいんだっけ。


 じゃあ、タイミングよく奥まで突き入れないと。確か、四つん這いになると奥まで届くんだっけ。

 ボクは、晴彦さんの腰に手を回して、抱き着くように自分を引っ張った。


「ん゛っ、ずゅっ、ん゛ぢゅっ――ん゛ん゛っ!!」


 う゛っ、やっぱり、苦しい。でもさっきより全然耐えられる。おえって、ならない。

 けど喉の奥から心臓までが繋がったみたいに、一気にビクンって、ドクンってなる。


「え、えっ!?」


 晴彦さんもビックリしてる。

 ボクの身体は、プルプルしてる。


 とりあえず、一端、引き抜く。でも、先っぽは口の中に残して、舌でチロチロ舐める。

 そして、ボクの心臓がまたちょっと落ち着いたら、また思いっきり奥まで飲み込む。


 晴彦さんのお腹に向かって頭突きをするみたいな恰好。

 苦しいし、一回ごとに身体がドクンって跳ねる。


 でも、一回ごとに楽になっていく。


 だからおちんちんも引き抜かないで、根本付近で頭を動かせるようになって、わかった。腰を前後に振りながら身体をくねらせると、素早く頭を前後に動かせるんだ。足、というか膝を起点に身体を動かそうとしてたから、遅くなるんだ。腰の動きを基準にするのか。明日から体操も腰の動きを中心にするぞー。


 晴彦さんもビックリしてるけど、喉の奥の柔らかな粘膜が密着して、複雑な凹凸が擦れて気持ち良さそう。

 しかも、時々当たっちゃいけないところに擦れるから、それでボクがビクンってなるのが変則的な刺激になって、晴彦さんの余裕を奪っていく。


 それがわかる。


「うっ、っく、――あ。はあ、はあ、はあっ。ああっ――くっ、だ、ダメだ!」


 不意に、晴彦さんが引き抜いた。

 ズルズルって音がしたような気がするけど、きっと気のせい。


「――ん、はあ、はあ。なんで、結菜は、こんなこと。」

「気持ち良くなかった?」


 晴彦さんのおちんちん。ボクの唾液とかで濡れて、てかてかして、えっち。


「いや、気持ち良かったけど。」

「じゃあいいじゃないですか。」

「良くないだろ。結菜は、どうしてあんな苦しそうなこと。」

「え? そんなに苦しくないですよ?」

「――いやいや、それは無いでしょ、さっきまで、あんなに涙を出してたのに、今――はそうでもないけど。」

「はい♡ 晴彦さんも奥まで咥えてしゃぶるの好きなのかなーって思ったら、できるようになりたいなーって思っただけですから。素直にしゃぶらせてくださいよー。むしろ、奥までしゃぶれ♡ って命令してくださいっ♡」

「え、それは、ダメだろう?」

「何でですか?」

「だって、それは、、、それじゃあ結菜のことを道具みたいに扱うってことじゃないか。」

「え、ああ――」


 そっか、晴彦さんくらいおっきいと、内におちんちんが全部入らないから。だから女の子の身体に全部入れたいっていう欲求があったっけ。なにせ、奥にぶつかる前に引き抜かないと、内臓を内側から殴ったみたいになって痛いって、怒られるから。


 でも、それじゃあ今度は晴彦さんが配慮ばっかりしてイケない。


 本当は、女の子にも頑張って欲しい。なにをどう頑張ればいいかわかんないけど。でも、それをするには女の子の身体に負担をかけちゃうし、負担をかけるってことは、道具みたいに扱うっていうふうに思っちゃうんだ。どうしたって女の子の身体を痛めつける行為に繋がるから。


 最悪、お金を払ってそういうプレイができるお店に行くならまだしも、素人相手にそんなことさせられないって思ったのかな。


 さっきは自分からやってくれたのに。


「――そんなこと、気にしてたんですか?」

「そんなこと、って。」

「そもそも、やられて嫌な事だったら、嫌って言いますよ? 当り前じゃないですか。でもボクはそんなこと一言も言ってないでしょ? ということは、ボクは晴彦さんにムリヤリ口を犯されたのも、今ボクから晴彦さんを全部飲み込んだのも、どっちも嫌じゃなかった、っていうか、好きなのでお口を犯してください♡ ってことなんです。」

「え?」

「なので晴彦さんは気にせずボクのあったかいお口を堪能して、喉の奥にせーしをいっぱい出してください、ね♡ ほら、命令してください。教えてください。ボクは、どうしたらいいんですか?」


 これはこれでズルいと思う。


 ボクの方から誘ってるくせに、晴彦さんの意思で襲ってるみたいな言い方。

 小悪魔結菜ちゃんだね。あはは、自分で名付けるとか恥ずかしいけど。

 でもここまで言わせたら、晴彦さんには責任を取るしか選択肢が無い。 


「わかった。結菜、全部奥まで咥えろ。」

「はぁい♡ そうだ、晴彦さん。射精しそうになったら、ボクの頭を押し付けてくださいね。」


 んぶ。


 やっぱり、フェラチオは得意教科だと思う。得意範囲はディープスロート。注意点は、吐き気を押さえて、頭を戻すときに息継ぎをする。一回で吸ったり吐いたりするんじゃなくて、二回のストロークで吸うのと吐くのを分けると、リズムもとりやすいよ。


 晴彦さんは、おちんちんが全部入ることが少ないから、おちんちん全体があったかい粘膜に包まれる感触が嬉しいって、晴彦が知ってる。


 しかも、こうして天然のバキュームフェラで複雑な喉の奥の構造だ。もう、どんなオナホより気持ちいいって思わせるぞー。しかも後処理いらず。


 ボクのお口は便利だぞ!


「はあっ、はあっ、はあっ。」


 もうイキそうかな? やっぱり、浅いフェラチオも勉強しないといけないけど、ボクは深い方の才能があるみたい。


 ぐっ、て頭に力がかかる。

 イキそうなんだ♡


「はあっ、はあっ、はあっ、はあっ――イクっ! 結菜。出すぞ!」


 うん! 出して!


「――――あ、っく。う゛っ。~~~~っっ!! ぐ、う゛。」


 ――――っっ!!!!


 でた! さっきよりいっぱい出てるよ!


 ドクンドクンドクン。


 さっきはいっぱいいっぱいだったから数えてなかったけど、今度はしっかり数えてみる。

 11、12、ああ、少しずつ喉の奥から引き抜いてるけど、もう飲み込まないと。


「――ゴクン。」


 ビクビクッ。


 あはっ、ゴックンしたときの刺激が気持ち良かったのかな。

 15、16、じゅーな……な?


 ちゅう。んぅー。


 ドクン、ドクン、トクン。


 あとは竿を手で扱いて、吸って、尿道に残ったのも全部飲みたい。

 絞り出すんだ。


 ビクッ、トクン、トクン。


 ちゅう。


 ちゅー。


 んー、もう出ないかな?

 23回。

 23回も精液を出してくれたんだ。


「んふふ。いっぱい、出たね♡」


 ゴクン。


「――精子、美味しかったよ♡」

「あ、ああ。気持ち、良かった。」

「うん。まだ2回目なのに、こんなにいっぱい。」


 そう言ったら、晴彦さんが青ざめた。


「3回目って、どれくらい出せるのかな? ね? 晴彦さん。」

「待って。」

「ボク、フェラチオの練習が足りてないって思わない?」

「足りてる足りてる。」

「無理は良くないよ?」

「無理してないって。結菜のフェラは気持ちいから。」

「ホント?」

「本当!」

「じゃあ、ホントかどうか試してみていいよね?」

「え゛?」

「いただきまーす。」

「命令に――あっ。」


 さっき言ったじゃんか。出なくなるまでくださいって。



   *** ***



「結菜っ、イクぞ! ――くっ、ああっ、イクっ!」


 んー♡

 まだまだ濃いよー♡


 ゴックン。


 浅いフェラチオも少しは上手になったかな? でも最後はやっぱり喉の奥で出すのが良いみたい。


「はあ、はあ、はあ。ああ、こんなにしたのって初めてか……? いや、若い時とかどうだっけ?」

「どうしたの?」

「いや、3回目なのにこんなに出したのは久しぶりのような気がするよ、俺。」

「そうなの? でもまだ全部じゃないってことだよね?」

「え、ちょ、ま――」



   *** ***



「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、~~~~~~~~っっっっ!!!!」

「~~~~♡♡♡♡」


 んふふー。

 んーさすがに4回目は薄いかなあ。


「はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ……つ、疲れた。もうダメ。」

「まだ出るでしょ?」

「え゛?」

「あ~んっ。」



   *** ***



 最終的に、6回目でついに何も出なくなった。ボクのお腹の中は晴彦さんの精子でいっぱいだ。


「ああ、、、なんか。久しぶりに擦り切れるんじゃないかって思った。なんか全部痺れてる」


 なんだか晴彦さんの目が虚ろ。


 ボクは萎れ切った晴彦さんのお掃除フェラをしている。奥まで飲み込んだ時の衝撃で、また晴彦さんの魂を引っ張ってこないように、10分はピチャピチャ舐めてる。


 もうそろそろ綺麗になったかな?


「晴彦さん、そろそろお着替えですよ?」

「ああ、うん。任せるよ。」

「はーいっ、右足さん、ちょっと失礼しますね?」

「――っっ!!」


 急に、晴彦さんが顔を顰める。


「えっ、あのっ痛かったですか!?」

「いやっ、大丈夫! ……大丈夫だから。」

「でも。」

「本当に大丈夫だって。っていうかね、ほら、射精のときって、足に、力が入ったりするじゃn、するんだよね。で、最初の2~3回目くらいまでは、変なふうに足に力入れちゃって、ちょっと痛かったけど、最後の方は力も抜けてたし、痛くなかったから、油断してた。結菜の所為じゃないから。」


 いや、それめっちゃボクの所為じゃん。


「うん、だからそんな顔しないで、パンツ履かせてくれると嬉しいんだけど。」

「……ごめんなさい。」

「……結菜。早くパンツ履かせろ。」

「――はいっ♡」


 優しいなあ♡

 でも、だからこそ、ボクがもっと気を付けないといけなかったんだ。

 そうだ。


「腕は、痛くないんですか? 左足さんも上げてくださーい。」

「ああ、右腕? 右腕は大丈夫だよ。力かけてないし。」

「良かったあ。」


 一瞬だけ晴彦さんに腰を浮かせてもらって、パンツを履かせる。ついでにお腹に顔をぐりぐり擦りつけて楽しむ。


「……そういえば、こんなことしなくても俺、パンツくらい自分で履けるよな? あれ、なんで?」

「そんなことどうだっていいじゃないですか? 次はパジャマのズボンですよー。」


 ボクもナチュラルに介護してるけど、したいからしただけだし。


 そんなこんなで、さっぱりした晴彦さんだけど、やっぱり家のこと色々するのは難しいみたい。例えば掃除とか、洗濯とか、ゴミ出しもそう。

 お風呂は明日からっていうけど、それもどうやって入ったら? って話だし。


 とりあえず彼女だから合鍵は貰ったけど。


「晴彦さんは、椅子に座って見ててください。ボクが部屋掃除をするので、ゴミじゃないよっていうものとか、片付ける場所とか教えてください。」

「え、そんな。」

「悪くないです。ボクが晴彦さんのお部屋掃除したいだけなので。」

「結菜ちゃんって、けっこう頑固だよね。」

「晴彦さん限定ですよ?」

「えー?」


 こんなにお世話をしたいのは。


 それにほら、お掃除始めちゃいましたよー。あからさまなゴミとか、落ちてる洋服とか、昨日もちょっと気になったんだけど、さすがに家主に聞かないままお掃除するのはいただけないでしょ? だからAVと一緒に色々片付けそうになって、ダメだって気づいた。


 正直、昨日からムズムズしてた。


 ほらほら、これはどこに仕舞うんですかー?


 アレ? こっちの洋服、カビてません?


 ぅわ、失くしたと思ってたえっちな雑誌だ!


 あ、ピーナッツ。


 で、まあ掃除と並行してた洗濯も終わったら、ベランダに干して。


 台所周りは最後に残してたから、洗い物とかシンクそのものの掃除とか、コンロもそうだしとりあえず落とせそうな汚れを落としていく。ご飯の保存用なのか、タッパーに乾いた米粒が付いたものとかが無造作に冷蔵庫の上に置いてあったり、フライパンも裏までは洗ってないのも昼間に気づいてて、取れる煤だけでも落としたいって思ってた。


 うん、やっぱり全部は無理だ。仕方ない。ここにある洗剤は弱いから。もっと強いので落とさないとピカピカにはならないよね。


 でも、まあ、ちょっとは綺麗になった。汚れてるっていう感じはしない。

 最後にごみをまとめて部屋の隅に置いた。


「うんうん。」

「ありがとう。」


 ボクは、仕事終わりとばかりに、コーヒーを淹れて、晴彦さんと一服する。エスプレッソメーカーは綺麗なんだけどな。これは一回入れるごとに丸洗いしてるからかな。中はどうやっても落とせないコーヒーの粉で汚れてて、それが良い風味になるって教授が言ってたから、気にしてないんだけど。気にしないことにしてるんだけど。実は重曹とアルミホイルと沸騰したお湯で落とせるんだけど……って、エスプレッソメーカーもアルミ製だっけ。無理かあ。


「お掃除は、毎朝やってますから。意外にボクって綺麗好きなんですよ?」

「え、いや、意外だとは思ってないけど。」

「そうですか?」

「うん。まあ、俺の部屋って、こんなに綺麗だったっけ? 思っただけだから。」


 そういえば。元カノと同棲する気で色々取り揃えてたから、元々はモデルルームみたいな部屋だったっけ? そこから荷物とか本とか色々増えたから、ごちゃっとした感じになったけど、うん。綺麗に整頓したら、やっぱりモデルルームみたいな感じがする。


「じゃあ、これからもボクが定期的にお掃除していいですか?」

「え、わる――うん、頼むよ。」

「はい♡」



   *** ***



   *** ***



「ふう。」


 頑張ったぁ。。。あのあと、母さんに電話して、晴彦さんと一緒に夕ご飯を食べて、残りは朝ごはんっていう事で色々片付けてから家に帰った。

 ボクの身体が覚えてる手順でほぼオートにパジャマまでの行程を終えて、日課の勉強をしながら、初香たちとLINEする。


 なんだかんだ、この週末に初香たちはボクから何があったか聞こうと、遊びに誘ってくれたけど、ちょっとしんどいってウソついて、晴彦さんに会いに行ってた。

 ボクがしんどいって言ってたから、初香たちもボクが部屋でゴロゴロしてるんだろうって思ったのか、メッセージをいっぱいくれたんだけど、ボクが全無視したから何かあったんじゃないかってすっごい心配されてた。


 ごめーん。


 そこは、さ。晴彦さんと会ってる時にメッセージ飛ばせないじゃん?

 こう、テレパシー的なものでわかってくれたりしたら便利なんだけど、無理ですよねごめんなさい。。。いや、あの、神様的な何かなら、できるんじゃないだろうか。


 まいいや。


 ボクが、晴彦さんとの関係を急いで進展させてるのだって理由がある。


 確かに、結菜の感情が加速して晴彦さんを好きになっていってるのも原因だ。だけど、それだけじゃない。


 女の子になって気づいちゃったんだ。


 女の子って、想像していたことが、期待通りに手に入ると幸せになる。多くても少なくてもダメなんだ。サプライズでお花をくれたりすると、嬉しくなる。無意識でそういうのを期待してて、それが叶うと想定を上方修正する。


 結局は、幸せを期待して、その通りにして欲しい生き物なんだ。

 だから、考えがある意味でシビアになる。

 結果ありきで過程を埋めていくからだ。


 晴彦さんとボクの場合。20歳差っていうのが凄くネックなんだ。

 もし本当に晴彦さんとこの先結婚したいなら、子供について考えないとけない。

 晴彦さんの貯金は散財する先が少なかったから、2000万円くらい。だから、いつでも子供が出来て大丈夫。ボクが一緒にいればリストラも無いだろう。


 問題はお金じゃなくて、時間。今すぐボクが妊娠しても、第一子が成人する時にはもう、57歳になっちゃう。おじいちゃん入口だ。

 一年遅れていく毎に、晴彦さんと子供の年が離れていく。ボクはまだ16歳だから、子供が出来て、直ぐに生んで、子育てに6年くらい費やしても、まだ、23歳とか。やり直しはいくらでもできる。


 やり直しって言っても、そこから大学入学を目指して、それで27歳くらいで新卒として企業に入社することだけど。

 そのあと、晴彦さんと2馬力でお金を稼げば、晴彦さんが老後に入っても、ボクが支えていけるだろう。


 なんなら子育て中に大学に行ってもいいんだし、保育園とか頑張って探して、文系の大学で単位を上手く調節すれば、子育てと大学の両立だってできると思う。

 そうすれば、もっと早くから働きに出られるし、子供だって3人くらい欲しいし。年子で行こう。ボク頑張るよ。


 こんなことを考えてたら、やっぱり、できる限り早く結婚した方が晴彦さんを幸せにできるんじゃないかって、思った。よく考えたら、晴彦さんが結婚したいかどうかとか、考えてなかったけど、晴彦の記憶だと結婚願望はあったと思うし。

 後は、ボクと結婚したいなーって思ってくれたらいいんだけどな。


 明日でもいいんだけど。

 最悪、子供だけ作って、後で認知する流れでもいいか――良くないか。晴彦さんには最短で、正面から幸せになって欲しいし。


 電撃入籍って、あれはある程度お互いを知ってる人が、年齢を理由にするものだから、少なくともボクは反対されるんだろうな。

 付き合って何年待てばいいのかな? 最悪二十歳になるまで? それだけは避けたい。そもそも、ボクはどうやら晴彦さん以外の男性の視線に嫌悪感を抱いちゃうみたいだから。絶対に無理。


 どうしたらいいんだろう。


 うーん。とりあえず、晴彦さんの逃げ道を全部断ったら、晴彦さんから攫ってくれるかな。


 娘はやらん!


 関係ない! 結菜は貰っていく!


 きゃー♡


 よし! 当面は母さんを味方につける作戦で、行こう!

 未成年の結婚って、親の同意もいるし。









~to be continued~