エロ率分析 (α)

〜分析結果サンプル〜




 なんだか、柔らかいものを掴んでいたような気がしていた。

 起きて最初に気づいたのは腕と足の鈍い痛み。ぼやけた頭では、痒いようなもどかしい感じがして、あまりにも重い感触に違和感を抱く。

 そして、ぼんやりした頭がようやく、ここはどこなのだろうと今更なことを考えて、寝返りを打とうとして、いよいよやってきた確かな痛みに顔を顰めた。


 ~~~~~~っっっっ!!!!


 ビキっと走る鋭い痛みに声も出ない。

 なんだなんだと混乱し、取り乱しそうになりながらもここが病院であることや、昨日のことが断片的にフラッシュバックして、ようやく俺がトラックに轢かれたことを思い出した。


 クソがっ!!


 痛みが無い左手でえっちらおっちら起き上がってみると、案の定、足も腕もぐるぐる巻きのギプスでがっちり固定されてた。それと知らない寝巻に着替えさせられてたから、きっと、俺の服は無残なことになってるんじゃないかとか、無理やり覚醒させられた頭で考えながら、とりあえずナースボタンを押してみた。

 状況がわからんと、何も出来ん。


 そしてやってきたナースと医者に話を聞いてみたらつまり、俺の記憶とぴったり一致して、あれが嘘じゃなかったってわかり、ついでに病院食がクソ不味いし足りないっていうところまでわかった。後ついでに、午後からリハビリがあるとか、入院が明日までとか何とか、色々説明された。何にも頭に入ってこなかったけど。


 で、何もやることないなとか、何も出来ねーななんて思ってたら、ビックリするレベルの美少女が入ってきた。なんだか見たことあるような気がしたが、この部屋にあと二人いるどっちかの見舞いか? なんて思ってたら、こっち見て、ワナワナ震えながら目に涙を浮かべて寄ってくる。

 なんだなんだと思ってたら「ハルにいさん。」なんて言ってきて、、、ああそうか。やっぱりそうだったか。結菜ちゃん。俺のこと、覚えてたんだ。

 あの時突き飛ばして助けたのは、奇しくも10年前に助けた女の子だった。メチャクチャ美少女に成長した、結菜ちゃんだった。

 ツイてねえなって思ったが、知らない子でもなかったし、何よりこうしてむさくるしい俺に会いに来てくれた事だし、少しは、良かったのかと、、、でも腕折れてんだよな。

 メチャクチャ痛い。

 ずーんって重いような鈍いような痛みがあって、で、時々鋭い痛みが走る。

 まだ腫れてる。

 足の方がまだマシなくらいだ。


 まあいい。ともかく結菜ちゃんが見舞いに来て……知らない内にリンゴを剥いてて、で、いつの間にか食べさせられてた。

 いやいや、あーんじゃないって。って思ってんだが、美少女ってズルくねえか? あんな顔でお願いされたら無下にもできないし、まあ、カーテンで仕切れるから見えない感じにしてくれたら、って言ったらあっさりカーテンを閉めて嬉々として食べさせてきやがった。

 いやいや、声出せばすぐに助けが来るような場所とはいえ、しかも目の前の男が骨折中だとしても、ちょっと無防備だろ。左手でとっ捕まえてキスしたら、どんな顔するんだろうな?

 しないけど。


 で、だ。

 俺はちょっとコンビニ行くかくらいの気持ちだったから、スマホも持ってなかった。できれば課長に早いとこ連絡しておかないと月曜からの業務に支障が出る。まあ、いくら財布があったとしても、保険証が無いと色々まずいんだが、いくら昔に少しだけ会ったことがあるとはいえ、結菜ちゃんに頼むよりかは、ネトゲで知り合った澤田に頼む方が良いんじゃないかとか何とか、色々考えた。結局、結菜ちゃんがスマホと保険証と、着替えを取りに行っててきてくれるとかいう話になってる。

 金とかパクられる結末になってもいいや、なんて思ってた。

 なんだろうな。もう36になったからか、パンツとかそういうのを見られるより、JKがムサいオッサンの部屋にいるところを想像して、ちょっと興奮した。


 ――あ。


 そうだ、昨日、お楽しみで用意してたAV、ローテーブルに置きっぱじゃん。

 うおぉ……っ! 

 どうしよう。今更、やっぱ行くの止めてとか言えない雰囲気だし。


「晴彦さん。今は一大事なんです。ボクのこと信じられないかもしれないですけど、、、そうだ。じゃあ、ボクのスマホをここに置いていきます。あと、パスワードも書いておきます。中は好きに見ていいです。……変なことに使わないでくださいね? それで、後であのコンビニ着いたら、脇の公衆電話からそのスマホにワン切りします。そのあと、5分か、10分したら、そのスマホから晴彦さんのスマホに電話してください。」


 そういうワケじゃ、でもまあ、うん、はい。


「そういう事じゃ……うーん。うーん。……くそ、まあしょうがない。仕方ない。諦めた。ハハッ。うん。大丈夫。大丈夫。」


 ああ、行っちゃったよ。

 これ、セクハラじゃねえ?

 セクハラじゃん。訴えられてもおかしくないだろ。むしろ、訴えられなかったらマジ天使じゃんか。


 色々頭ん中でグルグルしてたら結菜ちゃんのスマホがワン切りで鳴って、その後の10分間がマジで地獄だった。で、仕方ないから俺のスマホにかけたら、めっちゃ挙動不審。そうだろうな。AV並べてた隣にスマホ置いてたし。

 訴えられないようにって祈りながら保険証と着替えの場所を教えたよ。


 で、だ。戻ってきたら顔真っ赤だし、なんか可愛いしどうしろってのさ。

 しかも逃げてくように帰っていくのに、明日も来るとか何とか言ってるし。

 天使かよ。ナース服着て看病してくれよ。



     *** ***



     *** ***



 しかも本当に今日、来たし。

 ちゃんと親とか上司とかに連絡したかとか、心配してくるし、昨日より距離近いし、何があったんだ?

 まあいいや。近くだとあり得ないくらい女の良い匂いがして襲いそうになる。華奢で壊れそうなのを犯したくなるっていうか、アレだ。

 久しぶりに金に関係なく言い寄ってくる女の子と、金曜日のお楽しみのために溜め込んでた所為で、思考が下半身寄りになってやがる。


 しかも、結菜ちゃん犯して人生破滅してやろうか? なんて破滅思考まであるし。

 あーダメだダメだ。なるべく紳士でいかないと、頭ぷっつんイッちまう。

 まあ、なんでかこんな美少女が俺なんかのために一生懸命頑張ってくれるっていうし、使うところも無かった金をパーッと出してタクシー使って帰ったよ。


 俺のマンションはバブルの頃、ようやっと建つかって時に泡沫がはじけたもんだから、勝気の値段じゃあんまり買い手が付かず、半分くらい埋まったあたりでピタッと売れなくなったらしい。それ以降、分譲から賃貸に移行して、何とかかんとかやってきたから、人の出入りがけっこうある。そのせいか、リフォームして見栄えは良くしたが、かなり安い部類だった。

 バブルの頃建てたから、エントランスも時代遅れのモダンな感じだ。そこを通って、部屋に着くまで、意外に狭い通路が松葉杖には鬼畜だってことがわかって良かったよ。結菜ちゃんにも何度か寄りかからせてもらったが、俺の3分の1以下の体重で、よくもまあ汗臭いオッサンを支えてくれたもんだ。


 しかも、部屋に入ってバイバイかと思ったら、お茶も淹れてくれるし、昼飯も作ってくれるらしい。しかも旨い。さらにコーヒーの淹れ方まで知ってるっていうんだから最高じゃねえの?

 いい嫁になるよ。


 だから、こんなオッサンのところに通っちゃダメだよ。


 世間様の目は結構厳しいんだ。結菜ちゃんは若いから近所の人の目とか、そういうの、気にしないかもしれないけど、確実に変な目で見られるようになっちゃうぜ? 年端もいかないお嬢さんが、冴えないゴツいデブのところに通ってるなんて、人聞きがいいわけないだろう?


 なのに、なんで結菜ちゃんは嬉々としてご飯を作りに来るとか言っちゃうかな。おじさん、そういうのに弱いんだ。あと、怖いんだ。言えないけど。

 おじさんは結菜ちゃんに好かれてるとか勘違い出来ないんだよ。

 金が絡まない女が、この世で一番怖いんだ。

 だから「キライなの?」なんて聞いて、おじさんを困らせないでおくれ。

 というか、結菜ちゃんの方からお世話させてくださいなんて、そんな罪悪感でおじさんを気遣ってくれなくっても、いいんだ。

 俺だって、骨を折ったことも初めてじゃない。学生時代に何度かやったこともある。踝の骨を一個潰しちまったことだってある。


 結局、良いよって言っちまったけど。




    *** ***



 俺が全裸にタオル一枚でいたのは、厭らしい気持ちがあったからじゃない。単純に、背中くらい拭いてもらったら、あとはダイニングで休んでもらって、その間に股間とか拭おうと思ったら、二度手間にならないよう、初めからパンツも脱いでいただけだ。

 なのに背中が終わって、流れるように足も拭くとか言ってきた。


 おいおい。ちょっと待ってくれ。


 だって足を拭くには少なからず俺の前に跪くような姿勢にならないといけないだろう?

 だとすれば、俺がパンツを履いてないのがしっかり見えちまうじゃないか! というか、今の俺じゃあすぐにパンツも履けやしねえ。

 えっちらおっちらやってて、変な格好になってるところ見られるも癪だ。ああもう。

 セクハラでも構わねえ。俺がパンツ履いてないのがわかったら、そこで逃げてくれ。

 頼むよ。


 結菜ちゃんはあろうことか、俺の脚の間に陣取って、片方ずつしっかり丁寧にあったかいタオルで足を拭いてくれる。すげえ気持ちいい。


 ピク――っと少し固まった。ちょうど、ギプスでグルグル巻きな右足から、左足に移る途中、俺の方を見て向きを変えた時だった。

 まあ見えるよな。俺だって何プレイかわからんが、タオル一枚でスカートみたいになってる股間の奥が見られて、恥ずかしさなんてどっかに無くしてきちまったから、後はムラムラしてくるだけだった。

 なにせ、金曜日のために数日オナ禁して、さらに金曜から2日の禁欲だ。さすがに精子もフルチャージで溜まってる。目の前で黒髪のサラサラな美少女が、正座で一生懸命ご奉仕してると思うと、この柔肌を犯したくなる。

 王様になった気分だ。


 気分だけでも味わってたら、そりゃ、反応してしまう。


 しかも結菜ちゃんの視線がガッチリ俺の一物に固定されてるわけだから、男としてもたまらない。

 これでも一物の大きさだけなら多少自信がある。体力にも自信が――あった。今じゃただのデブだが。

 とはいえ、これはダメだ。本当にここまでがギリギリだ。何かを見た気がする。それが冗談で済ませられる限界だ。


 なのに、なんで結菜ちゃんはわかってて、タオルを外すかな。

 据え膳は、すべて美味しくいただくのが高校からの教育だぞ? 大手企業の企画部だって、イケイケな指導だ。飲みニケーションでいい感じに酔わせてワンナイトとか、元カノと付き合うまでは何度か経験してる。

 俺は、悪いおじさんだぞ?

 なに覚悟を決めました、みたいな顔して、焦らしプレイで太腿を丁寧に拭いていくかな。汗かいて、フロにも入れてなかったから、俺の股間だって臭いだろ。

 嗅ぐな嗅ぐな。


「はぁ……。」


 何その溜め息!?

 いや、だからおじさんの臭い股間の匂いとか嗅いで、、、なんでちょっとウットリしてるんだ?


 ぎゅ……っ。


 結菜ちゃんは、俺の一物を濡れた両手で掴んで扱き始める。玉の下にタオルをたたんで置いて、ソープみたいに、洗うことを免罪符に厭らしいことを始めてる。

 く、ああ。気持ちいい。怖々と何かを確かめるみたいに両手で竿を掴んで、上下に動かして、時々また手を洗って、股間周りを洗ってるっていうふうに取り繕う。


 けど、やっぱり俺にはなんでそんなことをしてるのか、わからない。


 結菜ちゃんの目的がわからない。気持ちいいかなんて聞いてきて、どこで覚えたのかわからない手管で気持ちよくしようと頑張ってる。だけどな? 俺だって童貞じゃない。結菜ちゃんが初めてチンコを見たっぽいのもなんとなくわかるし、だとすれば初めて触ってるんだろうっていうのもわかる。


 本当に、何が目的なんだ?

 俺のことが好きになったとか?


 ……いやいや、それは、、、ない、とは言えないのか?

 嫌いなおっさんのチンコを嬉々として握って扱けるような変態娘に育ったんじゃないなら、、、それか? 俺が無力なのは目に見えてわかるから、男の股間に興味もあるし、手ごろなおっさんを引っかけて、弄ってみたいとか?


 エロ漫画じゃあるまいし。それは無いか。


 じゃあ、なんだ? このまま扱かれてたって、ヌケそうにもない。上手いことイイところを外して扱いてるならまだ、テクニシャンだったのかと驚けるが、そうじゃない。というか、結菜ちゃんはマジで警戒心ないんだな。俺が狼になったらどうするんだ?


 ……どうするんだ?


 少しは後悔するのか? 襲われそうになって逃げるのか?

 ハハハ。どっちにしろ俺、メチャクチャ破滅思考してやがる。もうどうにでもなれ、ってか? ああクソ。

 なんでこんなに気持ちいいかな。ちっさい手で一生懸命洗ってるフリしてるとか、健気だろっていうか、なんで俺だし? デブなオッサンじゃん。というか、なんで脚の間に跪かれて、チンコ扱かれてるんだし、もうわけがわかんねえ。


「はあ、はあ。く、咥えろ。」


 ああ、言っちまった。もう引き返せないぞ。


「結菜。それ、咥えろよ。」

「はい♡」


 いや、なんで躊躇しないで、上目遣いで目をウルウルさせながら嬉しそうなんだよ。結菜――勢いで呼び捨てだけど、俺は、お前を食っちまうぞ?

 というより、飲ませるぞ?

 俺はぶっかけよりゴックンの方が好きだ。澤田のバカに勧められてやったエロゲだって、選択肢があるならいつもゴックン派だ。

 そんなふうに、画面の向こう側のことを考えて現実逃避していたら、ぬちゃっと生暖かい感触がした。

 ぱっくり食われてた。


「ん……。」


 おおぅ。ペロペロなしのパックンとか。結菜の小さな口には俺の亀頭はデカいんじゃないか? なにせ、結菜の拳よりちょっと小さいくらいだ。

 ただ、歯を当てないように大きく口を開いて、唇をすぼませて、どこかで見てきたみたいな拙いフェラだ。

 それが、いい。

 ああ髪の毛が柔らけえなァ。

 上目遣いでこっちを見上げながら、亀頭の少し先まで頬張って、ほっぺたの裏に擦り付けたり、奥まで挿れようとして変なふうに嘔いたり。そりゃ結菜、チンコ咥えたまま、おえって出来ないだろ。んぐっ、ていう変な感じになっちゃってるじゃんか。

 涙目で頑張っちゃって。


「ん゛……。はあ、はあ。晴彦さん、たまたまも舐めていいですか?」

「ああ、舐めながら、竿は手で擦れよ?」

「はぁい……♡」


 なんだこのメス

 ああ気持ちいじゃねえか。竿を立てて、潜り込むように玉舐めしてきやがる。玉もなかなかのサイズだ。片方ずつ口に含んで転がすにも卵並みのデカさだと、やっぱりキツいだろ。


 ずいぶん長いことピチャピチャ舐めてから、また先っちょを咥え始めた。


「ん、、、ちゅぷ。……? 味、しないんですね。」


 先走りの感想だった。玉舐めして、竿を扱いたり亀頭を弄ったりしてりゃヌルヌルするもんが垂れてくる。


「そうなのか。」


 知らねえよ。だなんて言ったところで意味がない。


「はい。どんな味がするのか興味があったんですが……。」

「そんなもん興味持つなよ。」

「晴彦さんのだからですよ♡」


 ドキッ――とした。

 心臓に悪い。急にこんなパンチを食らわせてくる。もうこれは勘違いとか、鈍感とかそんな次元で納められないだろ。

 俺みたいなのに、引っかかってんじゃねえよ。

 誘ってなんかいねえのに、なに釣られてんだよ。バカじゃねえの?

 俺なんか、エンコーでもなきゃJKとウハウハできるわけないんだ。金が絡まない関係なんて、ある意味間違ってる。


 だから、もうこの辺で怖くなって逃げて帰ってくれないか?

 じゃないと。

 俺はホントにお前を犯しちまうぞ。


 むしろ、本気でエンコー狙ってるんじゃねえのか?

 そう思わなきゃ、この異常事態に頭も身体も納得できねえよ。

 で、そう思ったら、この異常事態に心から馴染んじまった自分に反吐が出る。


 結菜がそんな安い女じゃないことぐらい、知ってるから。俺は、俺が大嫌いだ。


「そうか。じゃあ、もっと奥まで咥えられるように、、、ならないと、なっ!」


 グボッ。

 左手でいきなり結菜の頭を押し付ける。そうすりゃ上目遣いで顎が持ち上がって、真っ直ぐになってる喉の奥まで一気に一物が突き刺さる。


「!? ――ん゛ぶうっ!!」

「ハハハ、結菜が悪いんだ。こんなオッサン誑かして厭らしい顔で誘うから!」


 喉の奥の、入っちゃいけないコリコリした部分の感触を亀頭の先に感じて、ゆっくり堪能してから一気に引き抜く。結菜はぶち込まれてから猫が逆毛になるみたいにビックリして固まって、直後に身体をビクンビクンって跳ねさせて、吐くに吐けない地獄を味わった。一物が栓になってたからな。

 引き抜いて、咳き込む。


「ゴホッ、ゲホッ――ゲホッ。」


 だけど今の俺はそんなに生易しくない。さっきからイケそうでイケないところを行ったり来たりしながら、時々襲ってくる腕と脚の痛みに耐えてんだ。

 一気に突っ込まれた所為でぐちゃぐちゃになった顔を上げさせて、こりゃひでえな。美少女が美少女のまま、涙と鼻水と、涎なんだか何だかわからない液体でエロい。


「俺のチンコを咥えたいんだろ? ほら、口開けろよ。」

「あ゛――は、っぐぶう!」


 返事をしたところで容赦なく奥まで突っ込んでやった。そもそも、フェラで顔を見てくるのも半分くらいはいつでもイラマチオ出来るように女が配慮するからだ、むしろ自分から見上げてくる殊勝な女の口マンコにはぶち込んでやるのが紳士としてのあるべき姿だ、って人間の敵みたいな先輩が言ってたっけ。あの人いくつの風俗店で出禁になってたんだ? ともかく、上を向かせりゃ気道が確保できるわけだから、突っ込むには好都合。

 なんでこんな性欲処理みたいなことさせてんだろうって考える一方で、結菜の身体を犯してることへの高揚から左手を止められない。

 後頭部の髪の毛を引っ掴んで不器用に前後に動かす。利き手じゃねえから変なふうに力が入る。

 入っちゃいけないところまで押し込んじまうのも、そのせいだ。


「おらっ、俺のチンコは美味いか? ケツ上げろよ動かし辛いだろ!」


 美味いわけないだろ。っていうかビクビク身体を震わせて、涙と鼻水と冷や汗か何かでぐちゃぐちゃの顔が苦しそうなのに、言われた通り四つん這いみたいになってイラマチオしやすくするなよ。

 なんで最初から抵抗してないんだ。

 俺が押し付けたり引っ張ったりするのに合せて必死についてくる。

 喉の奥が嘔いて締め付ける。

 息が出来ないのか呼吸が浅い。むしろ俺の一物で空気を押し込んでるから潰れたゲップみたいな音がする。見るからに苦しそうだ。

 そのせいなのか、なんなのか。バキュームフェラみたいになって飲み込まれる感触が、精子をせがまれているような錯覚に陥らせる。


 気持ちいいじゃねえか畜生。なんでこんなことさせてんだ。

 ああでも、もう直ぐでイク。俺の精子を喉の奥にぶちまけて、結菜のまっさらな心を犯したい。


「おらっ、もっと奥まで咥えろよ! 出してやるから! ハハハ、俺の精子が欲しいんだろ?」


 ダメだ、もうダメだ。

 ――あ、イク。


「出すぞ! ~~~~っっ、ああっ!!!!」


 ああ、ああ。

 ぶちまけた。喉の奥。結菜の頭を押さえつけて、チンポを奥の奥まで届くようにぶち込んで、直接胃の中まで落ちてくように、全部ぶちまけた。

 音でも出てるかのような気分だ。

 体感じゃあ1分以上。きっと実際にはそんなに長くない。

 ビクンビクンって一物がポンプ駆動して、ザーメンを容赦なく喉の奥に押し込んでく。

 10回か、それ以上か。

 絶頂感が落ち着いて、用が無くなったとばかりにズルリと引き抜いた。


「――ンぐ、、、ぶ。。。ガハッ、ごほっ、え゛ほっ、げほ。」


 おいおい。なに飲んでんだ。そんなにぐちゃぐちゃで。絶望した奴か、エロい嬢の受け入れ態勢みたいなバックの体勢で、そのまま腰が横に倒れる。

 それで分かった。吐き出すのも悪いとばかりに口に手を当てて、肺の方に流れたっぽい精子を受けていた。だから、頭と床がくっ付きそうな姿勢だったのか。

 しかも、しばらく嘔いたり咳き込んだりしてして手に溜まった精子をもう一回、口に含んでゴックンだ。

 俺の、最も好きな仕草の一つ。精子の一滴ももったいないみたいな、そんな仕草。

 正直不味いだろ、それ。未だに美味しいって言われたことないぞ。


 なあ、なんでなんだ?



    *** ***



 ボクは、男だった。


 だから、手でおちんちんを掴むところまでは、まだ大丈夫だった。

 葛藤が皆無だったのかと言われたら、ウソになる。


 まあ、結菜はそんなこと思ってなかったから、一気に咥えちゃえば気にならないんじゃないかって思って、パックリ行ったら割と大丈夫だった。


 おえってなるかと思ってた。

 たぶん、晴彦さんだからかな。


 いきなり突っ込まれた時は、正直ビックリした。


 うん、怖かった、よりもビックリしたっていう方が強かったかな。


 それで、情け容赦ない抽挿が始まった。


 喉の奥の、当たっちゃいけない柔らかいところを抉るように突き込んで、嘔吐感が凄いのに絶対に吐くことができないようにおちんちんで栓をされた。

 だから、ボクの心臓が跳ねてドクンッ、ドクンッてぎゅっと動くたびに、身体から変な汗がどっと出た。身体はビクンビクンって力が入らなくなって、支えてる腕もプルプルし始める。


 でもボクは、絶対に抵抗したくなかった。


 丁寧に運ばれてきた、わかりやすい据え膳を、良いように美味しくいただかれちゃっただけだ、っていうのは建前。


 ここで抵抗したり拒んだりしたら、晴彦さんを傷つける。って思った。


 だって晴彦は、無意味にサディストになれるほど、狂っちゃいない。レイプなんて猶更だ。

 それに、晴彦さんがボクのことを想って強姦したふうに誘導したいなら、ボクは和姦に持ち込むまでだ。


 こういうプレイなんだよ。


 でも、それにしちゃハードルが高い。喉の奥にものを突っ込む経験なんて、ボクみたいな乙女にあると思う?

 ないよ。髪の毛を掴まれて、メチャクチャに口を犯されてるのだって、当然初めてさ。


 これ、キツイね。喉からは変な声が漏れ出てる。


 ボクは勉強するのが得意だから。見様見真似のフェラだって、たぶんやってる間にちょっとは上手になったと思う。それと一緒で、最初はホントに苦しかったイラマチオも、徐々に苦しさが減っていった。

 でも、普通に苦しい。昨日AV見た後ネットで見た海外の女優さんは、なんで30センチ近くある極太ディルドを簡単に飲み込めるんだ!?


 練習かなあ。練習なら得意だぞ。


 でも、涙とか鼻水とか涎とか汗とか色々出ちゃう生理現象だけはどうにかして欲しい。こんな顔、晴彦さんに見せられないよ。


 おちんちんが美味しいかなんてわからないけど、確かにお尻を上げた方がしやすいよね?

 って、四つん這いになったら、今までより奥に、簡単におちんちんが入るようになった。


 ボクの目の前は晴彦さんのお腹が行ったり来たり。


 身体全部で喉マンコを使ってもらってるから、抽挿の一回ごとにボクは全体重をかけておっきな晴彦さんを飲み込んでいく。


 ああ、今、ボクは晴彦さんの性欲処理道具として使ってもらってるんだ。


 人としての尊厳を蹂躙されてるのに、結菜の身体が晴彦さんの理性を飛ばしてるんだって思ったら、必要とされてるのが嬉しくて、イラマチオに堪えられるようになりたいって思ってる。


 涙でぐちゃぐちゃだから見えづらいけど、晴彦さんは、まるで懺悔をするみたいに後悔で一杯の顔で、なのに脅すような強い言葉でボクを犯してる。


 そんな顔しなくても、ボクの身体くらい好きに使っていいのに。


 同情でもなんでもなく、単純に、慰めたいと思った。


 そのためなら傷つけられても構わないのに。


 って、言葉で伝えられないから、伝えられる状況でもないし、だから。


 ボクは辛いから、態度で示すことにするね。


 ボクは晴彦さんを拒まないから。


 だから、ボクの口の中にいっぱい出して。


 どぷって音が鳴ったような気がする。無理やり押し込むようにおちんちん精子を吐き出して、胃の中を蹂躙したいって言ってる。


 うん。ちゃんと飲むから。


 咳き込んだ分も全部飲み込むから。


「――ンぐ、、、ぶ。。。ガハッ、ごほっ、え゛ほっ、げほ。」


 もう少しだけ、休んでもいいかな。ちょっとだけ、苦しい。


 んぐ。ごく。


 ぺろぺろ。


 ああそっか。直接胃の中に押し込まれた分は、匂いとか全然わからなかった。でも、手の中にあるのは何日も溜めた、晴彦さんの精子の匂いが強く香る。


 クンクン。


 ヘンな匂い。絶対いい匂いじゃない。

 しかも、今まで食べたことない苦さ。


 飲み込み辛くて、喉の奥にひっかかる。

 しかも手について、ベタベタして残る。


 つまり。


「晴彦さんの精子、すごく美味しいね♡」


 お姉さん座りっていうのかな。起き上がったら目の前に中ぐらいの晴彦さんが見えて、ちょうどその頭が垂れたおちんちんさんからトロって零れてる精子を舐めて、頬ずりして、ボクは晴彦さんにそう言った。もちろん涙とか諸々は、はしたないけど袖で無造作に拭ったよ。


「――はあ、はあ、はあ、なあ!?」


 ビクッてして、ピクってした。


 可愛いおちんちんさんは、少しだけ、また元気になった。

 ボクはそんなおちんちんさんが寂しくないように両手でしっかり握ってゆっくり立ち上がった。

 晴彦さんに何か言われる前に、ボクが晴彦さんを攻略してやる。


「晴彦さんの精子、凄く美味しい。」

「え、は? うん。ありがとう。」

「それはそうとして晴彦さん。」


 ちなみに両手で晴彦さんを掴んでるから、自然と胸が強調されてるし、緩めた胸元から谷間が見えるでしょ? 晴彦さんはおっぱいがおっきな子が好きなのは知ってるんだから。


「は――はい!?」

「ボクの口、無理やりメチャクチャにしてくれたよね。」

「え、いやそれは、」

「言い訳はいいんだ。」


 だって、ボクだって嫌じゃなかったし。

 そう言いながら、唇をペロって舐める。


「こんな幼気な女子高生の口を好き放題したんだよ?」


 好き放題させてた張本人のマッチポンプってすごいね。


「晴彦さん。どう責任とってくれるのかな?」


 正直、感情面で言っちゃえばボクは晴彦さんにゾッコンだ。だから、今すぐ晴彦さんの恋人ポジションに納まりたいって思ってる。


 だからどうにか言いくるめて晴彦さんに認めさせないといけない。


 ふふん。そんなふうにこの世の終わりみたいな顔してもダメだよ? ボクは警察に突き出すようなマネがしたいんじゃないから。


「せ、責任……。」


 スマホで警察に電話をしようとしてる。


「そういう事じゃないんだけどな。」

「……援助交際は、ダメだよ結菜ちゃん。」

「さっきまでちゃん付けじゃなかった気がするんだけど。」


 外国人を相手にするみたいな顔。


「ねえ、晴彦さん。ボク、嫁入り前なのに穢されちゃったんだけど、どう責任とればいいと思う?」


 さっきまで、エンコーと勘違いして、少しだけ寂しいような顔だったのに、こんなふうに言われたら、普通気付くよね?


「ボクとしては、責任を取って娶るっていうのが古来からの習わしだったと思うんだけど。」


 もう晴彦さんは百面相。

 ついでに握ってる晴彦さんは元気いっぱい。


「とりあえず、幼気なボクをメチャクチャにしたんだから、ボクの言う事を聞いてくれてもいいんじゃない?」


 だから。


「つきましては、ボクの、恋人になって欲しいんだけど。」


 顔真っ赤にして言ってやった。


「あ、はい。」


 おちんちんは握ったままなんだけど。




    *** ***



「ん。ふふ。可愛い晴彦さんっ。」


 ボクは嫌がる晴彦さんと無理やり付き合うことになった。


「なあ、結菜ちゃ、」

「結菜。ボクのことはこれから呼び捨てにして欲しいよ、晴彦さん。」

「それは、ずるくないか?」

「恋人同士になったんだから、ルールが必要だって思うんです。晴彦さんはボクのことを呼び捨てにして、ボクは晴彦さんって呼ぶんだ……それとも、ご主人様♡ とかがいいですか?」


 最終的な目標は、晴彦さんの性奴隷になることですって言ったら驚くかな。

 割と真面目なんだけど。


「そういう事じゃなくて。」

「だってさっき、はいって言ったじゃないですか。晴彦さんがなんて言ったって、ボクは晴彦さんの彼女になったんだ。晴彦さんに幸せを押し売りに来たんですよ。ね?」


 えへへ。


 さっき、晴彦さんにはいって言わせてから、ずっと、胸がキュンキュンしてる。

 おっきくなった晴彦さんが切なそうにしてるから、弄りながら晴彦さんと話してるけど、どうにも要領を得ない。


 どうせ、ボクが何を考えてるかわかんないけど、付き合うのは間違ってるみたいなこと、考えてるんじゃないかな。


「なんで、そんな……。」

「なんで、ですか? 一から全部説明しますよ。とりあえず一言で言えば、晴彦さんはボクのヒーローで、タイプのど真ん中で、あとはボクがそうしたいからですよ。」


 ピクって反応して、ヌルヌルしたものがまた溢れてくる。


「そういえば、晴彦さん。そんな話はあとでもいいじゃないですか。」

「え、いや、今その話じゃ。」

「そんなことより、ボクにもっと、晴彦さんのおちんぽミルク、飲ませてくれないかなあ。」


 言ってて恥ずかしいよこれ。なんでエロ漫画とか、こんなことポンポンいえるのかな。

 というか晴彦さんも年甲斐もなく慌てた感じになってて、ボクっていう美少女の蕩けた笑顔がそんなにエロいのかな。


「え、あ。」

「ねえ、良いよね……? ボク、頑張るから。ヘタクソだったらどうしたらいいか教えて欲しいんだ。あと、晴彦さんがしたいなら、無理やり口を犯してもいいんだよ?」

「~~~~っっ。好きに、しろ……っ。」

「晴彦さんは厭らしい女の子は嫌い?」


 その顔で十分だよ。

 大好きって書いてあるもん。


「じゃあ、出なくなるまでください……ね♡」

「え゛?」



 ボクは髪をかき上げて、おちんちんさんをパクっと食べた。








~to be continued~